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RESPECT
現在のような人材派遣のイメージが定着したのは、今から約10年ほど前のことです。それまでは、特定の分野に精通したプロフェッショナルを招くということで、正社員より待遇が良かったのです。しかし、人件費削減のために安く雇用できる、平均的な、あるいは仕事未経験の派遣社員を企業が頻繁に利用するようになってからは、現在の不安定な雇用というイメージが広まってしまいました。
現在は正社員にとらわれない自由なライフスタイルを取りたい人がなるもの、あるいは生活が不安定というイメージの強い派遣社員ですが、本来人材派遣というのは、同時通訳やソフトウェア開発など、一般の正社員には困難な業務を行うための資格、技術を有する特別な人材を一時的に雇用するものでした。したがって元々は、派遣社員は正社員より高給取りのスペシャリストという印象が強かったのです。
元々は自社にはない技能を有したスペシャリストを雇用する形が一般的だった人材派遣ですが、90年代後半の法改正以後、特別な技能を持たない普通の正社員レベルの人材も、人件費削減のために雇用する企業が圧倒的に増えました。諸手当、交通費などは人材派遣会社の負担になること、社員募集のための広告宣伝費がかからないことなどがメリットとして注目された形です。
企業にとっては、新部署、新店舗を構えるにあたっての労働力の確保や、突発的な業務の増加、あるいは社員の離職に伴う欠員などがつきものです。その際、新たな人材を正社員として確保しようとすると、広告をだしたり面接を行ったりと、時間と手間がかかります。人材派遣を利用することで、ある程度の技能を持った人材を、必要な期間だけ採用することが可能になります。
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